Microsoft R Serverとか、Revolution Rとか。
Microsoft R Server
ちょっと前のニュースながら。ひっそりとウワサのあったように、Revolution R EnterpriseがMS群に正式登場。
- Microsoft、R言語ベースのビッグデータ分析プラットフォームをひそかに公開 - Computerworldニュース:Computerworld http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/14/481542/010800186/
とはいえDreamSpark内では"Microsoft R Server (正式名称は Revolution R Enterprise (RRE)) は、..." とか書いてあるので、いまいち混乱。 んじゃあ今までも呼び方でいいんかい、ていう。
中身は何が変わったのだろう。。
アカデミックな人向け
アカデミックの人たちは、今まで通り継続してフリーで使用が出来る。 ダウンロード先は、今までの本家のRevolution AnalyticsからDreamSparkに変更。
Download先
Open版について
Microsoft R Open
Free版の"Revolution R Open"(RRO)はどうなったのかというと、こちらはRevolution Analyticsのサイトで継続して提供しているようだ。今のところ、今後も提供され続けるらしい。 MSプロダクト群になって、Open版がなくなったのかもと心配だったので一安心。 名称は、Microsoft R Open(MRO)に変更。
We’ll continue to support and develop the Revolution R family of products — including on non-Windows platforms like Mac and Linux. The free Revolution R Open project will continue to enhance open source R.
RROの提供元は以下。 Windows, Linux, そしてMacOS X用のBinaryも配布されている。 * Microsoft R Open: The Enhanced R Distribution · MRAN
ちなみに、普通にRを使っている人でも、処理系をOpenにするだけでMKLのおかげで裏側の特定の計算がMultiThreadで動いてくれて計算が早くなってくれるのでオススメですよ。
追記(2015/1/15)
日本での普及度。。
MSがサポートしてくれたおかげで、日本でも広まるとよいなー。
日本だとRREはとてもマイナーで、周りだと片手の指に収まる範囲の人数しか使っている人たちを知らなかったり。 去年にヨーロッパを1ヶ月ほどぷらぷらしてきたのですけれど、その時にお会いした界隈の人たち(アカデミックの人たち)はそろいに揃って普通にRREを使っていたので驚き。 普及にはinternet以外の何かの壁があるんだなーと思ったことを思い出す。(単に言語か?)
特に、アカデミックな人たちはタダで使えるし、また何より数億行程度のデータなら、環境を構築せずにサクッとコマンド数行で扱えちゃったりするのでかなりオススメ。
システムを構築すること自体が目的では無いならば、かなりROI高いので使うとシアワセになれるかも。
*1:MSの方に教えて頂きました。