Facebookの顔認識データ

米フェイスブック、顔認識技術のフェイス・ドットコム買収で合意
↓その後

Germany: Facebook must destroy facial recognition database | Ars Technica
German data protection officials today accused Facebook of “illegally compiling a vast photo database of users without their consent” and demanded that the social network destroy its archive of files based on facial recognition technology, the New York Times reported.

Germany Reopens Investigation of Facebook’s Photo Archiving - NYTimes.com
BERLIN ― Data protection officials in Germany reopened an investigation into Facebook’s facial recognition technology Wednesday, saying that the social networking giant was illegally compiling a huge database of members’ photos without their consent.

facebookで用いられている顔認識/識別用のデータ(写真での友人のtag付けsuggestionなどに使うデータ)に対して、ユーザの同意なく蓄積するのはダメ!、とかいうドイツ(EU)でのお話。
biometric dataという個人に属するものの、それら認識用の統計量も個人のコントロール可にあるべきということか。

人間が見て人を識別できる画像データとしての顔情報はプライバシー情報であることには間違いないけれど、しかし一方で、その写真から生成されたデータ列のみを取り上げるとそれが対象となり得ることに対して違和感も。

「顔画像から認識用データ」を生成することは可能だけれど、逆に「認識用データから顔画像」の生成は出来ないわけです。 顔写真と認識用データの両方があって初めて識別できるのであれば、そもそもとして顔写真自体の取り扱いこそが大事な話だと思うのですよ。

IP addressとaccess logを保持しているだけでも、その時にそのIP addressを利用している個人情報が無ければ個人を識別するデータとはなり得ない。そうであれば、この議論の枠組みの中ではaccess logも顔認識用データも同一だと思うわけです。
biometric なデータであるということに対する感情的な嫌悪感を除いては。


自身が根本的な勘違いをしているかもしれませんが。